飛距離のメカニズム

飛距離について

多くのプロ・アマチュアの方々から飛距離をアップさせたいとの声をたくさん頂きます。まず、飛距離のメカニズムについて簡易的なデータを下記にまとめてみました。今回はベーシックな事から説明したいと思います。

飛距離=初速
初速=ヘッドスピードxミート率

上記の方程式を見れば、飛距離アップに直結するのはヘッドスピードとミート率の2つがある事が分かります。ではどちらを優先すればいいのか?

ヘッドスピードについて

ヘッドスピード1mph=2ヤード伸びるとされています。どれだけ振っても、現実的に4.5マイル(2m/s)伸ばす事は難しいので、頑張っても8ヤードが限界です。しかもミート率をそのままキープ出来た場合に限りますし、ヘッドスピードを上げようとスイングした際に9割以上のゴルファーのミート率が低下するデータが出ています。

グラフを見て頂ければ分かるように、ヘッドスピード100/mph(44.7m/s)・ミート率1.44に対して、ヘッドスピード97mph(43.3)・ミート率1.5の方が飛んでいます。この事から、ヘッドスピードよりもミート率を優先した方がより効率良く、短時間で飛距離アップが望めるという事が分かります。ヘッドスピードに関しては「気付いたら自然とヘッドスピードが上がっていた」と言う流れで長期的に取り組んでいくのがベストだと当アカデミーでは指導しています。ヘッドスピードはスイング云々ではなく、フィットネスで取り組むべき領域ですね。

ヘッドスピード38以下の方(女性・リトルジュニア必見)

ヘッドスピード38以下の方が飛距離を出す場合は、とにかく「高さ」が最優先事項になってきます。早いヘッドスピードを持つゴルファーはヘッドスピードが速くなるに連れスピン量が飛距離に大きく影響を及ぼしますが、38以下の場合はほぼ影響を受けません。低い弾道ではキャリーが稼げず、大幅に飛距離をロスしてしまう為、高さを出す事がとても重要です。38のヘッドスピードでは大きなランも望めません。

高さを出すのは技術とドライバーのロフトが大きく関係してきます。基本的にヘッドスピードが38無い方は最低でも11以上のロフトが必要なケースがほとんどです。それと同時に、高い球を「イメージ」する事で案外簡単に高さが出ます。試しにルーティーンからアドレスに入る際に、高いところを見ながらアドレスに入って下さい。自然と右肩が下がり、ハイボールを促すアドレスポジションになる事を体感して頂けると思います。

ミート率について

ミート率は初速➗ヘッドスピードの計算で算出されます。どれだけ効率良く球を捉えられたか?という数値です。ドライバーの最高ミート率は1.52前後とされています。

ミート率アップに必要不可欠なのは、フェースの芯で球を捉える事です。フェースの先端や、ヒールでヒットするとヘッドに捻れが生じ、エネルギーがロスされます。それに対してフェースの芯では「トランポリン効果」を得る事が出来、一番効率の良いエネルギーの伝達が望めます。

ドライバーでのミート率アップへの道

ピンポン球を卓球ラケットで一番遠くに飛ばすにはどのように打つのがベストでしょう?①上から下にテニスのサーブの様に打つ ②カットに打つ(これも上から下に)③下から上に打ち上げる

この3つの選択肢の中で、最も距離を稼げるのは③です。これはほとんどの球技に当てはめられる事ですが、球を下から上に打ち上げる事がエネルギーの効率を最も活かせる打ち方です。少し専門用語を並べて申し訳ありませんが、この原理はアタックアングル(入射角)とダイナミックロフト(インパクト時のロフト)の間に「スピンロフト」が存在する為です。スピンロフト角が大きければ多いほどエネルギーのロスに繋がると考えて頂いて問題ありません。

アッパー軌道(ポジティブアタックアングル)

ドライバーはアッパー軌道で球を捉える事がミート率アップに繋がります。ジャスティン・トーマス選手、ローリー・マキロイ選手、ジェイソン・デイ選手、ダスティン・ジョンソン選手、ババ・ワトソン選手等飛ばし屋は例外なく全員がアタックアングル+3〜5で球を捉えています。また、LPGAツアーの平均アタックアングルも+3である事にも注目して頂きたいです。アベレージゴルファーとLPGA選手は大体似たようなヘッドスピードですが、プロアマ等で20ヤード以上置いていかれています。これはプロのミート率の賜物ですね。

LPGAツアーアベレージのデータ表

 

カット軌道ではアベレージゴルファーは球を打ち上げる事が難しい為、自然とミート率が下がる打ち方になってしまいます。逆に、インサイドアウト軌道は自然とアッパー軌道で捉えやすくなります。理想はニュートラルですが、アッパーの感覚を養うといった意味でインサイドアウトイメージは有効です。

次回練習場に行かれる際に、一度ティーを普段よりも高くし、インサイドアウトの「ハイドロー」をイメージしてドライバーを打ってみて下さい。目線を高く、球の最高到達点を意識する事でより打ちやすくなります。また、ゴルフショップでフェーステープを購入し、フェースのどこで当たっているのかを確認する事もオススメ致します。

最後に、男子PGAツアーの平均アタックアングルは-1.4である事を触れておきます。アイアンとドライバーの感覚が大きく異なる事を嫌う選手が多い事と、平均113mph(50.5m/s)のヘッドスピードがある男子選手は特に打ち上げなくても十分距離が出る為です。勿論打ち上げれば更なる飛距離が望めるでしょう。

少し長い記事になりましたが、最後まで読んで頂いてありがとうございます😊みなさんのご感想お待ち致しております。

いよいよ全米プロ開幕ですね⛳️松山英樹選手の初メジャー制覇なるか見ものです😊
http://www.pgatour.com/leaderboard.html

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