ストレートvsシェーピング!さよならストレートボール

ストレートvsシェーピング!さよならストレートボール

今回のレッスン「ストレートvsシェーピング」では「真っ直ぐ打つにこした事は無い」とお考えの方がもう一度ストレートボールについて考え直すきっかけになればと思います。

ストレートボールについて

ボールというのはどれだけ真っ直ぐ飛んでいる様に見えても、必ず微量のサイドスピンがかかっています。ボールの作りも完璧ではないので、100%順回転のストレートボールはあり得ません。コースを攻略する際に、ターゲットに対して毎回真っ直ぐ構え、ストレートボールを狙っている人はまず球筋の打ち分けから取り組む必要があります。なぜ真っ直ぐはダメなのか?と思われる方が非常に多いですが、では逆に、毎回真っ直ぐ狙った所にストレートボールを打てるでしょうか??10球打って10球少しも曲がらないストレートボールが打てる人が存在するでしょうか?

シェーピングとは?

シェーピングは「打ち分ける」という意味です。近年ツアーの試合でProTracer(プロトレーサー)が導入される様になってから、選手の球筋が視覚的に見え、どの様に攻めているのかがかなり分かりやすくなりました。

https://www.youtube.com/watch?v=r1hQ_s3RKmk&t=633s

上記の動画をみて頂くと分かる様に、選手達は全員球を打ち分けています。打ち分ける理由は、シェーピングがコースマネジメントとメンタルに大きなアドバンテージをもたらす為です。

コースマネジメントの為の打ち分け

ストレートボールは左右どちらにもミスする要素を持っています。常にストレートを狙っている人は右にも左にもミスします。なぜなら最初からどちらに曲がるかを考えて打っていないからです。真っ直ぐ狙って打ったのにスライスした、左に引っ掛けた、等。逆に身に覚えのない人はいないと思います笑 これなら、スライスしか打てなくてもそれなりに毎回左を向いて攻略している様な人の方がいいスコアを望めるでしょう。

逆球さえ打たなければ確実にイーブン/アンダーで上がれる

芯で球を捉えきれなくても、思った様にさえ球が曲がればコースマネジメントは簡単です。距離もあって右も左もシビアなホールはラウンド中そうないですし、逆球さえ打たず、ある程度ショートゲーム・パッティングの技量が伴っていれば誰でもイーブンで回れます。勿論、逆球を打たないというのは全てのゴルファーの永遠のテーマだと思いますし、現にツアープロでも逆球を打つ事は稀ではありません。

様々な状況への順応力

世界のトッププロは高さ、曲がり幅、球の強さ、落ちてからの転がり方等を全て想定した上でショットに入るレベルです。まずアマチュアの方はまず交互にドローとフェードが打てる様になれば合格と言えます。コースのレイアウトのみならず、グリーンの状態、風等を攻略する為には、必ずシェーピングが必要です。ゴルフは同じコースでも毎日違う顔を見せます。芝の長さ、風向き、クリーンの硬さ、湿度、等毎日変化します。その変化に合わせてプレー出来る様になれば、あなたのゴルフは確実にレベルアップするだけでなく、本当の意味でゴルフを楽しむ事が出来るでしょう。

球の打ち分けがメンタルに繋がる

フォーカスバンドを使用し、右脳・左脳の使用率を確認

シェーピングを行う際には必ずビジュアライゼーション(球筋を描く)を行う様にします。どのように球が飛んで行くのかを描く事によって右脳が活性化され、集中力がアップします。この様に、ビジュアライゼーションや一点集中法をプレショットルーティーンに取り入る事によって雑念を招く左脳をシャットアウトし、感性でゴルフをする事が出来る様になります。状況判断等では左脳で考える必要もありますが、ショットにコミットし、プレショットルーティンに入る際には何も考えない事がベストです。今日のテーマはあくまでもなぜストレートボールが良くないかなので、メンタルについては今後もっと詳しく説明していきたいと思います!

 

最後に

シェーピングを学ぶ事は決して難しい事ではありません。まずスイングをなるべくニュートラル化し、ビジュアライゼーション能力をアップさせれば、どなたでもシェーピングをマスターする事が出来ます。ストレートボールを追い求める事はやめ、スコアに直結するシェーピング能力をアップさせてみませんか?

 

クロスゴルフアカデミー

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